一連の介護事業を行う会社のパンフレットを作成しました。
現状あるパンフレットのリニューアル版としての制作です。これまでのものと違うデザイン、かつ印刷代を抑えたいとのことで、更新しやすいデザイン案とオンデマンド印刷への変更を提案しました。
商品概要

作品概要
介護事業(指定通所・在宅・居宅)の紹介パンフレット
制作範囲
ヒアリングからデザイン作成、納品まで
制作期間
約1ヶ月間
使用したツール
Adobe Illustrator、 Adobe Photoshop
制作過程(ヒアリングから運用まで)
現状分析
既存のパンフレットがあったが、更新されていない、更新と印刷に経費がかかりすぎるといった問題があった。
通所指定の場所がリニューアルすることを機にパンフレットも一新したいとのこと。
ペルソナ

ペルソナ
40代前半女性。夫と子ども3人の5人家族。
年老いた父(80代後半)の介護が必要になってきているが、自分は仕事、子育て、家事で介護まで時間が取れない。
母も高齢で体力が必要な場面では手詰まりになっている。
週2〜3日で、父が通えるデイサービスを探している。
実行目的とゴール設定(解決課題)
パンフレットを見た人が、安心して家族を任せてもいいと思えるようになること。
実際の介護のサービスをイメージしやすいこと。
最終的に無料見学会への参加申し込みに繋げられること。
また、営業ツールとしても使いやすい要素が揃っていること。
デザインへの要望

食事とお風呂が「推しポイント」ということで、そのことがわかるように紙面配置を考えた。
紙面のコピーと説明文は、写真の雰囲気やヒアリングを下に提案。
運用方針
裏面の介護職員の顔写真などは変更や追加が多いと考え、変更がしやすいレイアウトと運用方法を考えた。
これまで、印刷会社にデザインから印刷まで任せていたこともあり、デザイン費と印刷代に費用がかさんでいたとの悩みをヒヤリングしていた。なので、印刷に関しては、ネットプリントで十分なクオリティが出せることが分かっていたので経費の削減と同時に変更にもすぐに対応できる体制を整えた。
ポイント
デザインの特徴
「そよ風」という屋号がイメージできるようなあしらいを取り入れた。
色

ロゴの色を下に、3色基本として採用。
(金赤は、介護業以外のサービスのロゴなのでメインには使用せず)
フォント
パンフレットを手に取るターゲットが女性で40代想定ということもあり、読みやすく堅実なイメージの明朝体(リュウミン)を採用した。裏面の情報部分は、読み間違いがないようにゴシック(新ゴ)を使っている。
写真
先方様個人での撮影写真を採用。撮影時の採光や時間帯はバラバラなので、違和感がないようにサイズやトーン、色味などに調整を加えたものを使用している。
また、それ例外のイメージ写真部分は無料素材から補った。
運用のために
現状、データを取り扱う人材は先方様にはおらず、変更や追加などあった際に都度ご依頼頂いている状態。
常に過去データは保存しており、いつでも過去のものが取り出せるように待機。
今後のために
振り返り
個人で受ける印刷物は、校正のダブルチェックの問題があります。
会社ではプロの目で2重3重とチェックがあるところ、自分自身と先方の担当の方になりがちです。
そこは、スケジュールに余裕をもって、日をおいてまっさらな目で俯瞰して制作物のチェックをするようにしています。
やり取りの際はミスコミュニケーションを避けたいと考えています。ですので、ツールとしては電話ではなくチャットツールを使っての確認作業を行っています。

