温かな別れを支える、家族葬・自由葬の葬儀社(ダミー)のWebサイト制作です。
近年、形式張った葬儀ではなく、家族葬や自由葬を選ぶ人が増えています。
そこで、利用者が安心してサービスを選べるよう、
シンプルなデザインと直感的な導線を重視したWebサイトを制作しました。
商品概要

概要
個性のあるお葬式を実現できる葬儀社(ダミー)のサイト制作
制作期間
2025年1月上旬〜2月上旬
担当範囲
デザイン / サイト制作(WordPress)
使用ツール
Figma / Photoshop / WordPress(テーマ:Lightning)
制作過程
現状分析
ダミーサイトを作成するために、現状の家族葬や自由葬の葬儀会社のサイトを調べました。
家族葬や自由葬は、用語は広まっているもののビックワードでの検索ではまだまだ、上位表示はされづらいようでした。また、葬儀自体が緊急を要するものが多く、自宅から近くすぐに対応していくれる葬儀社が重視される傾向もあるのだと仮説をたてました。
ビックキーワードでは、どの検索用語でも上位表示されるサイトが決まっていました。
ですので、今回考えたターゲットは「緊急の葬儀」を考えているのではなく、先々葬儀が必要と考えている人やこだわりのある葬儀を望む人としました。
目的
「家族葬、自由葬」を探していてWebサイトのたどり着いた人に詳しい内容とこの会社のサービスを知ってもらうこと。そして、資料請求をしてもらうまでを目的としました。また、サイトの存在を知った人が今後、家族や自身の終活の一つの候補として考えてもらうための潜在顧客の開拓の意味もあります。
ターゲット

ペルソナの設定
職業訓練校からの課題のひとつであるペルソナの設定を行いました。
事細かく設定することで、制作の途中で迷うことが出たときに立ち戻ることを意識しました。
課題
ダミー企業のWebサイトだったので、細かい部分の設定が甘かったように思います。
本来の仕事なら、もっと多くの情報や伝えるべき点があると思います。
実際の仕事では、多くの情報から取捨選択し最も伝えたいことを最短で伝えるようにできること、それが今後の課題です。
解決案
今回の課題において、「Webサイト制作をする上で最重要なポイントを一つでも多く身につけること」「(自分が設定したダミーサイトの会社で)最も伝えたいことをぶらさない」を意識しました。
制作途中であれもこれもと入れ込みたくなることなど、自身の制作のクセに気づきました。上記の課題にも関わることなので、今後の制作時に活かせる制作となりました。
制作過程
サイトマップ
サイトマップの作成を行いました。
その際、いくつかの思いつくキーワードで検索すると、「葬儀を行う喪主のため」「葬儀に参加する人のため」の大きく分けて2つのターゲットに向けているサイトになっていました。
ペルソナを何度も振り返りながら、ターゲットがブレないようにサイトマップを作成することを意識しました。
ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームをFigmaの練習を兼ねて作成しました。
ワークフレーム作成のように、次の工程へディレクションをする際には
・コピーやテキストがしっかり入っていれば作りやすい
・都度、どういったイメージの写真なのかの指示があると時間が節約できる
・カラーやフォントの指示があらかじめはっきりしていると作りやすい
・参考サイト、ペルソナの共有
自分が実際の仕事でディレクションする場合に必要な点を実感をもって理解することができました。
ポイント
デザイン

ターゲットの年齢層が50代〜60代であることに注意しました。
この課題より前、バナー作成の課題で同じダミー会社の想定で作成ました。その時にいただいたフィードバックが「どの年齢の方が多く見るのか?」「その時、特に文字の大きさやコントラストに注意したほうがよい」といただいたためです。
また、競合サイトでよく見られるカラーの使い方やコンテンツ、イラストや写真、フォントなどを参考にしました。
レイアウト
文字を読んでもらえるように、余白を多めに取ることを意識しました。シンプルなレイアウトで構成しています。

配色
競合サイトを参考にメインカラーを決めましました。
センシティブなテーマでもあるので、彩度が高い色は使用せずに落ち着いたカラー、温かみのある色を使用しました。
写真の使い方
サイト制作の練習だったので無料素材のサイトから探しました。可能な限り、ターゲットの目を引くような画像を意識しました。写真の探し方は、グラフィックデザインをしていた時から自身の課題ではあります。できるだけピンポイントで探し時間短縮ができるようになることが重要です。
一方で有料サイトでの検索は、素材が見つかりやすく作業時間の短縮も実感しています。費用対効果も考えたいです。
フォント
ファーストビューでは明朝体を使用することで丁寧で落ち着いた印象を与えることを意図しています。一方で熟読してほしい情報は、ゴシック体ではっきりと読みやすくなるように使い分けました。
今後のための振り返り
振り返り
今回は、自身でダミーの会社を想定しそのサイトを作成する課題に取り組みました。詳細が詰められていないことによって、内容はあまり豊富なものになっていないと印象です。
実際は、もっと情報や伝えたい内容がありトップページだけでなく、サイトマップももっと複雑になります。
いかにその情報を整理し、それぞれのページごとにターゲットをぶらさずにしっかりと役に立つ情報を伝えて行けるか、かつSEO対策も意識してディレクションが行えるかが自分自身の課題となります。

